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2007.01.30 大学入学
大学に入学したのはもう22年も前になる。あの頃のことは今でも昨日のことのように憶えている。

故郷から初めて一人暮らしをすることのワクワクした気持ちや不安、そしてなんともいえない高校時代の友人たちへの郷愁。

好きだったあの娘への切ない気持ち。

父や母に対する複雑な感情と感謝。

故郷の大村市を電車で出発した。大村駅には母や多くの友人たちが見送りに来てくれて、故郷を離れるという実感が否が応でも強くなった。

しかしここから学生時代のすべては始まった。特急電車に揺られながら、大学では一体何をしようかと考えていた。大学に学問をやりにいくなんて全く考えてもいない。

高校時代は、大学に入ることが目的になっていた。そのために正直に言えば、嫌々勉強してきた。

大学時代には大学時代の目標を探さなければならない。

しかし、入学当初はそんなことすら考えず、ひたすら受験勉強から開放されたという開放感に浸っていた。


高校時代に音楽をやっていた私は、ギターを持って電車に乗り込んでいた。

これから出会う様々なものに心が躍った。

特急電車で6時間くらいの距離が、長く長く感じられたのも、まだまだ故郷に関して、心残りのようなものがあったからだろう。。

一人暮らしはもちろん初めてである。その時は大学生だというだけで、明るい未来が待っているかのような気持ちだった。

様々な束縛から開放されて、一体自分はどこに行こうとしていたのか。

一体何が私を待っているのか。

西鹿児島駅に到着して、路面電車に乗り、鴨池町で降りた。大学の合格が決まった時に、母と一緒に住む場所を探しに来た。時期が遅かったために、もうかなりの物件が埋まってしまっていて、とりあえず四畳半のまかないつきの家に下宿することになっていた。
家賃は4万5千円、とはいっても朝と夕方は食事がつくので、現在ではかなり安く感じられるだろうが、それでも当時は普通だったのだ。

長い長い坂の途中に活水女子校や短大があって、そこを通過した高台の上に、私の住処はあった。

窓からは桜島が良く見えて、景色は抜群だった。

やっとたどり着いた下宿先の天井の木目を見ながら、荷物が到着するのを待っていた。

疲れた体を横たえて、これからのことについて考えた。

大学って、何をするところなんだろうと。



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