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この当時「モラトリアム」という言葉が流行していた。

社会に出ることを先延ばしにした猶予期間のことだ。

私はいつまでもモラトリアムを続ける気はなかったが、周囲の人に言わせれば、学生であることをさらに二年先延ばしにしたのだから、甘えた気楽な身分であったことは間違いがない。

東京には私のように学生をしていなくても、アルバイトをしながら、就職をしない若者がたくさんいた。大学院の中にもそのような学生は少なくはなかった。

大学院にいるのだからみんな研究者を目指しているのだろうと思っていたのだが、ほとんどの学生はそうではなく、大学在学中に就職できなかった、あるいは自分のやりたいことが何なのかわからず、とりあえず大学院に進学したという学生が多くいた。

少し知的な雰囲気を味わい、大学院に在籍しているという変なプライドを持っていたりする。

社会から見れば役に立たない子どもたちでしかないのかもしれない。

もちろんきちんと研究をして論文を書き、学位を取得して研究者への道を真摯に進む人もいたので全てがそうではないのだが、基本的には社会に出れない若者たちだった(私も含めて)。

大学のなかで抽象的な専門用語を使って議論したりしている世界と、土日のアルバイトでいつも目にする生活世界の間を行き来しながら、私はこの状態にどのように折り合いをつければいいのか考えていた。

たくさんのフリーターが生み出され、責任や関心が多くの若者から失われているようなあいまいさが私の心を不安にしていた。

自分に勤まる仕事がこの世界にあるのだろうか。

私は将来どうなっていくのだろうか。



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