2008.07.14 知と愛を磨く
学生時代の重要なテーマは知と愛を磨くということだ。

西田幾多郎の「善の研究」の中に、「知と愛」という一章がある。

哲学的でやや難解ではあるが、人間にとって「知と愛」は同じ精神作用のことであると書いてある。

自分の知性を高めて自分を良く知り、出会う人々を良く知り、社会や世界の仕組みを良く知る。

そして、最初は恋愛の形を取るかもしれないが、人間にとって最も大切な愛のあり方を学ぶこと。

これが自分が幸せに生き、出会っていく人々を幸せにしていくことのできる力である。

学生時代はその萌芽をしっかりと掴み取っていかなければならない。

学生が学問を忘れ、恋愛はただの刹那的で感情的なものとして受け止められていくならば、それは大いなる機会の喪失に他ならない。

しかし現実は、多くの学生がこの現実の欲望にまみれた世界で、若者らしい純粋さを忘れ果てて日々生活しているではないか。

それに歯止めがかけられる存在は、もはや存在しないかのごとくである。

学生は知性に磨きをかけて、自分や人を愛する力を身につけなければならない。

そのためのきっかけや環境はすでに与えられているのである。

もう一度、もう一度、自分の周囲をよく見渡してみることだ。

自分の出会うもの全てに無駄はない。

あなたが出会う全てのことには学ぶべきメッセージが込められている。



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