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2012.09.16 上京した頃
昔話を書いてみようと思う。

大学卒業後、九州から東京に引越ししてきて、明治大学の大学院に進学した。

あれからすでに25年の歳月が過ぎた。

東京もずいぶん変わってしまった面もあるが、上京したての頃を思い出す。

大学の卒業式(出席はしなかったが)が終わり、東京に出ることが決まってはいたが、実は住む場所を決めてはいなかった。

私の高校(長崎県立大村高校)時代の友人が東京の大学に進学(しかし中退し、この時はフリーター)していて、先に上京していたので、その友人の部屋に転がり込むことになった。

私が上京することを聞いた友人が、「俺の所にこい」と強く勧めてくれたからである。3月の末に大学のサークルの後輩達に見送られて、鹿児島空港を飛び立ち羽田へ。

実家のある長崎には行かず、直接東京に向かった。

私の数十箱の書物と、わずかな衣類は、直接鹿児島から東京の友人宅へと送られた。

友人の部屋があった場所は福生だった。

都心からは離れていたため、上京した初日に、電車の乗り継ぎで大変だったと記憶している。今ならば何のこともない話だが、田舎からきた私にとっては、東京の電車の数と、路線の多さは難しく感じられた。

何とか電車を乗り継いで福生の駅に着き、友人のマンション(ワンルーム)を探した。

駅からほど近い場所にそのマンションはあった。マンションのドアに数字のボタンが付いていて、番号を押すことでロック解除できるものだった。友人から番号は伝えられていたので、その番号を押してマンションの部屋に入った。

友人は仕事で外出しているから、出迎えはできないとのことだったので、勝手に部屋に入ったというわけだった。

部屋に入ると、私の荷物が部屋の隅に積み上げられていて、狭い部屋をいっそう狭くしていた。

これまで大勢のサークルの後輩達に囲まれて、幸せな学生時代を生きてきた私にとっては、この東京での一歩は、とても寂しく感じられた。閑散としたマンションの部屋に入った瞬間、後戻りしたい衝動が湧き起こった。

友人が帰るまでの時間は、何とも落ち着かない。

過去に戻りたい衝動と、未来への不安がそうさせたのだろう。

夜になると友人が仕事を終えてマンションに帰ってきた。




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