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「ショパンの会」のこの年の入部者は非常に多かった。

みんな素直で自分の人生を真剣に考えることのできる学生だった。

ピアノのサークルだったから女の子が多かったが、男子もそれなりの数入部してくれたのでバランスはよかった。

新入生の中に控えめで大人しい感じのする子がいた。

最初は名前すら憶えられないほど存在感が薄い子だった。

私はむしろこの目立たない女の子が妙に気になった。というのもどこか他の新入生とは趣が違ったからである。

例の部室でみんなで集まり、ある週末コンパを開いた。

色んなものを持ち寄って宴会をやるわけであるが、なにせお金がかからなくていい。

しかも学内に部室があるわけではないから時間を気にする必要が全くない。この日も延々としゃべり続け、ばらばらと帰るメンバーが出てきてもまだ残って話し続けた。

最後は3,4名になったが、結局朝までしゃべり続け、明るくなったときにはみんなぐったりとして半分眠りこけていた。

この残ったメンバーの中に例の「彼女」がいた。

この日長時間話せたことで私の読んでいる本や考え方に共感できる子であることがわかった。

私は当時でも、もう最近の大学生はこんな本は読まない、といわれそうな本を読んでいたし、かなり哲学的にものを考える癖があった。

「彼女」はそんな話を興味をもって聞いてくれるのである。

彼女だけでなくこのときの後輩達はみんなそんな感じだった。

私の人生観が飛躍的に明確になったのはこの後輩達のおかげだ。


表現し伝えることで自分の考えがまとまっていく。
私は彼らのおかげでそんな経験をした。
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